父を宿敵ハルコンネン家に殺害され母親とともに砂地へ逃げ延び、フレメンと行動をともにすることになったポール・アトレイデスがやがて伝説の救世主リザーン・アル・ガイーブとして民を率い、皇帝に戦いを挑む超大作SFの後編。
前編の圧倒的な映像に圧倒された目には若干の慣れもあり、かつ物語の流れも速めな印象もあるけれど、今回も十分に迫力を楽しめた。帝国側と手打ちするために皇帝の娘イルラーンを娶る策に出るポールの眼差しと耐えるチャニの心が切ない。最後の展開はこのままチャニの物語になっていくような逞しささえ感じられたり。
リンチ版でスティングが演じたフェイド・ラウサに扮したオースティン・バトラーのヴィランぷりも素晴らしい。ほか、やっぱり本作キャスティングがばっちり。
ヴィルヌーヴはこのあとの小説続編も映画化したい希望を持っているとのことだけど、ぜひとも実現させてほしい。誰もみたことのない世界へ!
原題:Dune (PART TWO) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 2023年製作
出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、オースティン・バトラー、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、レア・セドゥ
@109シネマズ二子玉川、グランドシネマサンシャイン池袋
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