7/20/2022

能楽 7月定例公演 御冷・芦刈

 4か月ぶりの能楽は「狂乱の系譜」と題された今月のプログラムより狂言「御冷(おひやし)」と能「芦刈」を鑑賞。“狂乱”などというと何やら激しい感じも受けるけれどチラシの説明によれば、心に悲しみを抱えた登場人物が気持ちの高ぶりを吐露する出し物が「物狂能」と呼ばれるとのこと。
 能「芦刈」は家の没落で傷つきを家を出て芦売りに身をやつした男が訪ねてきた妻と再会するという筋書き。男物狂、というジャンル?に当たるそう。妻と再会したあと貧しいなりから身なりを整えて舞う男舞は最初に出てきたときの舞とは力強さも違っていた印象。
 狂言の「御冷」は夏に清水寺を訪ねた主が気取って「おひやしを持ってこい」と頼んだところ従者に「おひやし??プッ…」と突っ込まれる楽しいさっくりした狂言。

@国立能楽堂


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