8/13/2024

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン


 アポロ11号の月面着陸映像は実は捏造されたものだった、とかいう話は何年かおきに話題になるし、いまだ捏造説を信じている人がいるとかいないとかいうけれど、そんな異説というかゴシップを逆手に取ったかのような本作。「ライトスタッフ」でおなじみのガス・グリソムが悲劇に見舞われたアポロ1号の事故の件もうまく組み込まれていることから、ひょっとして実話?とも一瞬思ったけれどオリジナル脚本ということでフィクションらしい。

 お互い好意を抱きつつも仕事で反目し合うスカジョ演じるやり手PR担当者とテイタム演じるお硬い技術屋の単なるロマンスにとどまらないストーリーがよい。NASAのイメージアップを狙ったPR展開だったり、対ソ連絡みで絶対に失敗できない政府の作戦戦略としての「フェイク月面映像」バックアップ体制が取られたというのも現実にも十分ありえたのでは?と思えるゆえにとても楽しめた作品だった。お話、キャスティングに黒ねこちゃんも◯。

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原題:Fly Me to the Moon 監督:グレッグ・バーランティ 2024年製作
出演:スカーレット・ジョハンソン、チャニング・テイタム、ウディ・ハレルソン
2024.8.8 鑑賞 @109シネマズ二子玉川


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