シン・ウルトラマン

　ウルトラマンシリーズで記憶を掘り起こすとセブン、帰ってきたウルトラマン、エース、タロウ、レオは最初のほうだけでみるのをやめた。で、ゼットンにウルトラマンが負けて「ウルトラマンが死んじゃった」とすごく悲しすぎて泣いちゃった記憶がおぼろげにあるのでそれは「帰ってきた〜」だと思っていたのだが、初代の最終話が先らしく帰ってきたでは二度目の登場。どっちだろ？前後編あったよね…。いずれにしてもゼットンは絶対的に強かったってことで子どもの頃の自分にはトラウマ的憎たらしい存在だった。

　さて、ゴジラに続く「シン」シリーズのウルトラマン、今回も形状がオリジナルとちょっと違う。まず３分間のカラータイマーがなく時間切れはボディーのラインの色で表されているらしい。あとなんか足が細くてスタイルが今の人風というか、ちょっと細身過ぎる気もしないでもなく。お話の進行はシンゴジを踏襲している感じだけれど（政府関係のメンツもかぶってるし？）前回よりもウルトラ関係小ネタやデフォルメチックなレトロおやじギャグも多かったような。SNSではあれこれいわれているけれど、まあ…匂いはいくら嗅がれるのが斎藤くんであってもちょっとやだわと思うけども、そこまでキリキリ過敏にならなくても、って気もする。個人的には普通に軽く楽しめた。怪獣なぜか日本にしか出没しないってところから笑ったし。でもゼットンの登場はインパクト大だった。制作陣含めてやっぱみんな子供心にトラウマだったよね、最凶っていうか。

　次は仮面ライダーが「シン」になるけど我ら世代の、といっちゃっていいだろうけど焼き直しシリーズ、ひととおり終わるのかな。残るはガンダムの実写版とかぐらいかしらん？？

監督：樋口真嗣　2022年製作
出演：斎藤工、西島秀俊、長澤まさみ、山本耕史
＠109シネマズ二子玉川