基本的にはオリジナルを踏襲したリメイク。当時から変わらず今の世も人種や民族間の分断/争いが引き続き存在しているというのは残念な事実であるけれど、だからこそそんな障害の狭間でふと運命の恋に落ちてしまう若い二人と訪れる悲劇に揺さぶられる人々もたしかに存在すると思う。変わらない事実から何を学ぶのか、というのはスピルバーグからの真摯な問いかけかもしれない。
オリジナルにも登場したリタ・モレノの今回の役どころはいたっけ?と考えながら見てたんだけれど、彼女のための書き下ろしというか設定を変えたんですね。以前は若い二人のデュエットだったSomewhereもその新キャラ、バレンティーナが聴かせてくれたのだけれどとてもマッチして心にしみた。というかやっぱり本作の楽曲もまた不滅。
あと、フィルムライクなカメラワークがセットも踊りもとにかく素晴らしかった。
とても贅沢で濃密なリメイク作品。
@109シネマズ二子玉川
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