ポール・スタンレーのソロ・プロジェクト、ソウル・ステーションをビルボードライブへ観に行ってきました。
ポールが若い頃から聴いてきたソウルナンバーの数々を披露するというスペシャルなステージ、そしてなにより会場がビルボードライブ!とくれば行かないわけはないっ!というわけで来日の発表の頃からどんな曲が聴けるのかな?とわくわくしながら出かけました。そして出かけるのは東京最終日の2ndステージだし、一層盛り上がるんじゃないかなと期待も大きく。
Get Readyでノリノリに始まったステージは、テンプテーションズ、スタイリスティックス、スモーキーロビンソン&ザ・ミラクルズ、アル・グリーン、ゲストシンガーさんたちがリードをとったジャクソンズやスティーヴィー・ワンダーなどなど誰でも一度は耳にしたことがあるようなモータウンだったりフィリーソウル往年の名曲がずらりというセットリスト(当日1stステージのラインリストはこちら。ほとんど変わらないと思います)。そんなおなじみのナンバーをポールはそれぞれ簡単に説明紹介してほとんどの曲をファルセットで歌い上げていきます。さながらポール先生の優しいソウルミュージック教室、というか生バンドカラオケ?…というと少し語弊があるかもしれないけれど全然悪い意味ではなく、KISSのワイルドなステージももちろん大好きだし、そんな姿しか知らなかったポールだったけど、ビッグバンドのいちシンガーとして気の置ける仲間たちとステージを楽しんでいるのがよく伝わってきました。ドラムにはKISSのエリック・シンガーが来てたけど、ほかには様々なミュージシャンのライブツアーに参加しているようなプレイヤーや、ジャスティン・ビーバーの作詞家だったかアルバムプロデュースなんかも手がけてる人もいたな。多様な仲間たちが和気藹々という感じで、観ているほうもついつい笑顔。ほんとに楽しそうだったもの。
初っぱなからお客も総立ちかつ打てば響くようなのりのよさ(さすが最終日)。正面じゃない自分の席でもこの近距離だもの。ポールも「何度も公演してるブドーカンやトーキョードームだとカモーン!カモーン!カモーン!カモーン!カモーン!………ってな(エコー具合の)距離だけど、今日はみんなをすごく近くに感じられる」といってたけどこんな機会なんてほんとにそうそうはないでしょう。しまいには掛け合いに気をよくしたポールも上着を1枚、また1枚と脱いでいって、ついには胸をはだける!というどうやら最終ステージだけの特別サービス(笑)で締めくくられた約100分。本当に至福の時間でありました。
1/13/2018
Paul Stanley's Soul Station
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