転職間もない優秀な技術者アランと妻のベネディクトは新居に会社の社長夫妻を招く。ところがその食卓で夫妻の仲違いをみて気まずい雰囲気に陥る。以来何かとアランたち夫婦に絡んでくるようになった夫人のアリスがこともあろうに突然訪れた二人の新居で自殺を図る。夫を憎む言葉を残しつつ。以来アランとベネディクトの関係はぎくしゃくし、やがて予想もしていなかった事態に…
そういえばカンヌのオープニング作品って『花咲ける騎士道』のリメイクなんかもあったし、結構珍品率高くても不思議じゃないんだよなぁ、と今頃思った次第。
途中は『ベン』かと思いました。
(以下ネタバレしてます)
「レミング」って動物のレミングだったんだぁと思いつつ、集団で水におぼれるとかいった行動をとるような動物はいるだろうし、別にレミングじゃなくたっていいんじゃないの?という感じ。またアランたちの水道管に詰まっていたレミングちゃんがどこからやってきたか明らかになるのはまぁいいとしても、正直なところそれって伏線でも何でもないような気もする。結局アリスがベネディクトに取り憑いたということでそれはそれで怖いスリラーではあるしお話しは成立してると思うんですが、結局レミングと何の関係が? アリスに扮したS・ランプリングのいつものような怪演ぷりは見物でしたけれども、なんだかすっきりしなかったです。ハイ。
原題:Lemming 監督:ドミニク・モル 2005年製作
出演:シャーロット・ランプリング、シャルロット・ゲンズブール、ローラン・リュカ
@第13回フランス映画祭横浜2005 2005.6.15~19
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