映画では『〜Mr.フリーズの逆襲』以来シリーズ5作目でよいのでしょうか。設定はたぶん『バットマン』のプロローグ的なものです。今回監督脚本を担当したのはC・ノーランということで、彼の前作2作(『メメント』『インソムニア』)のような変わったことやって来るのかと思っていたら、意外と遊んでないというか娯楽映画のプレシークォールに徹していて、よい意味で期待を裏切られたというかメジャー大作になってました。
チベットだかどこだかわからないけれど なぜそんなところに忍者集団「影の軍団」が?と密かに突っ込みを入れたくもないんですが(しかしその設定がニッポンであったり、またキャストでチバちゃんが出てくるとかしたら、もっと笑っちゃったかもしれませんけども)、お話し的には破綻もしてないですしそれなりに展開が続くのでこれもまたよいかと。
全体的にはいくつか冗長かなと思うシーンがないでもないんですが、脚本がしっかりしているし、なにより今回の悪玉L・ニーソンやアルフレッド役のM・ケイン、M・フリーマン、L・ローチやR・ハウアー、K・マーフィ、T・ウィルキンソンなどなどなど脇を固めるキャストが豪華かつ芝居上手な人々なので個人的には飽きることなく楽しめました。ところどころまぶしてある気の利いたセリフも楽しいし。特にいつもなら悪徳賄賂デカ側に回りそうなゲイリーがよき小市民っぽい警官として活躍するところもよかったです。
今回の謙さんは…最初の登場シーンはまた勝本かいと思ったんですけども、どこの言葉をしゃべっとるのかもよく分からずなんだか不思議な役どころでした。結構あっさりいなくなってしまうのであらまって感じです。ベール王子のバットマンは正直地味な感じは否めないのだけれど、さすがに王子だけあって(…)大富豪キャラははまっていたと思います。あと次にキートン版バットマンが来ると思えば、なかなかピチピチしたバットマンでよいんではないでしょうか。その他全体的なビジュアル雰囲気なども個人的には結構好きです。
原題:BATMAN BEGINS 監督:クリストファー・ノーラン 2005年製作
出演:クリスチャン・ベール、ケイティー・ホームズ、リーアム・ニーソン、マイケル・ケイン@109シネマズMM
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