部族間の対立で町を離れざるを得なくなったイサームがある故郷に帰ってみるとかつて将来を誓い合った恋人アリアが政略結婚を押し付けられていた。互いの気持ちを確かめ合い駆け落ちも辞さない気持ちでアリアと逢瀬の約束を交わした後、叔父の家に帰ったイサームは実はアリアの父親こそが自分の父を亡き者にした敵であることを叔父夫婦の口から聞かされる。彼が帰郷した目的は父の仇を討つためだった。イサームはアリアの父親を町外れに呼び出し決闘、仇討ちの使命を果たした後アリアの元へ向かう。そんな因果を知らないアリアは恋しいイサームの訪問を喜ぶが...
まさにイラク版“ロミオとジュリエット”というお話です。恋する乙女アリアが物語の端々で歌を披露するんですが、それはまさにインドとかエジプトとかその辺の映画ののりでした。この作品は現存する最古のイラク映画なのだそうで今回の上映の尺は32分ほどでしたけれど、もしかして本当はもっと長くて歌や踊りも満載だったかもしれないですね。
英題:Alia and Issam 監督:アンドレ・シャターン
1948年製作イラク映画
@アラブ映画祭2005(2005.4.15〜4.25開催)
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