こんなホラ吹きパパが自分の親だったら楽しいだろうな。全部が作り話なら単なるウソつきかもしれないけれど愛する人を喜ばせるために・なことを●くらいに脚色するのは許されるでしょ。父さんは自分の死に方なんてホントはきかされてなかったのかもしれない。もしくはきいていたとしてもたわいない「幸せにあの世に行ける」くらいとか。でも結局は幸せな死の風景の作り話を息子にきかせてもらいながら思い残すことなく旅立ってく。ホラ話のMagicを信じてなくてむしろ毛嫌いしていた息子にこんなに他人を幸せに出来る素敵なホラもあることを教えながら。泣けました。
ユアンのハッピースマイルにいかにもたくさん楽しいホラを吹いてくれそうなＡ・フィニー、最近ますます小柳ルミ子化が進んでいるＪ・ラングの母さん、そして父さんのいうことがあながち全くウソじゃなかったと思えるような葬式に参列するどこか一癖ありそうな面々などなどファンタスティックな映像ともどもかなり気に入りました。（＠渋東シネタワー）
原題：BIG FISH 監督：ティム・バートン 2003年製作
出演：ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ジェシカ・ラング、スティーヴ・ブシェミ
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