5/29/2004

ネコのミヌース

 オランダの小さな町でひょんなことから人間に変身してしまったネコのミヌースがちょっと気弱な新聞記者ティベのお手伝いをするうちに町の動物愛護協会の会長も務める工場主の隠れた悪だくみを発見し偽善者づらした工場主の計画を暴こうとする物語。

 東中野で上映されていた時に行きそびれてしまったのでDVD待ちかしらと思っていたら銀座の某デパートで上映があると聞いていそいそ出かけました。

 映画は「ベイブ」ニャンコバージョンみたいな感じです(ニャンコがしゃべるという点で)。お話もたわいないと言えばそうなんだけどなんだか素朴&のほほんしてかわいい。ティベの部屋やら夜のセットは小物もかわいかったし。ミヌース役の女優さんもどことなくネコっぽくてキュートでした。

 しかしニャンコはんたちがいなくなった子猫を助けようと町の中を疾走するシーンなどなど、ちゃんとお芝居してるように見える箇所はどうやって撮ったのかなぁと思ってみてましたです。笑えたのは屋根の上のネコ集会でミヌースが「あんたがホントにネコだって証拠をみせなさいよ」といわれて、ネコの歌をホワ〜ォと歌い出すシーン。それにつられてまわりのネコがナ〜ォ、ナ〜ォとついつい一緒に鳴き出すのがおまえら犬かい!と思いました。うちのニャンタロたちは合唱なんてしなかったけど、オランダのネコはするんだろうか(笑)。

 エセ動物愛護会長がネコをいじめてるのが暴露されるシーンで体育館に集まった町の人たちがみんなで憤るのがお話とはいえちょっといいなぁと思いました。今、わたしんちのまわりではちょっとだけネコがらみの問題があるんですけど、町の欧米のニャンコたちって誰が飼ってるか分かんないような塀の上の子でも町歩いてる子でもなんかのんびりしてて一見日本より幸せそうに見えますよね。見えないところで苦労はしてるんでしょうけれど。

原題:MINOES 監督:フィンセント・バル 2001年製作
出演:カリス・ファン・ハウテン、テオ・マーセン、サラ・バンニール


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