ぱっと見の予告クリップとエンキ・ビラルの名前につられてみたいと思っていた作品。まず字幕翻訳:林完治さんとでたところで?フランス語もおできになるんだっけ?と不思議に思ったんだけれど、中身が英語で非常に驚きました。あとから舞台がニューヨークとわかってはじめて「だからかい」と納得。
何しろまともな予告編すらちゃんと見ていなかったのでアニメーションと実写の混ざり具合もちょっとびっくり。今時はCGか実写かわかんないくらい精巧な技術で描かれる作品がめずらしくない中であえてオリジナル劇画というかアナログのテイストをのこした人物やら背景の画やらCGクリーチャーは独特。でも今時のすごいCGやらSFXを見慣れてる人には面食らってしまう人もいるかもしれませんね。エジプト神話の神が登場するSFという内容に惹かれていらっしゃるかたもいるかと思いますけれど、すこし説明がたりないというか原作、オリジナルがあれば読みたいと思いました。だけど基本的に映像に浸って堪能できればよいかと。CFでも使われているジルが綱渡りするシーンはめちゃきれいだし、ホルスが変身したり空を舞うシーンも個人的には好みです。
じゅうぶんカルトな作品とは思いますがどうせならもっとカルトに徹してもよかった気もします。舞台がニューヨークだし、広く世界のメジャー配給をにらんでの英語ダイアローグかも知れないけれど(ってまだこだわるやつ)、フランス語でみたかったなぁ。なんだか「ティコ・ムーン」が見たくなりました。ちなみにジルが心を寄せるジョンの声はジャン=ルイ・トランティニャン、クレジットをみていたらジュリー・デルピーも音楽か何かで参加していたような。さりげなくビラル常連組総出演?(@渋谷シネパレス)
原題:IMMORTEL AD VITAM 監督:エンキ・ビラル
出演:リンダ・アルディ、トーマス・クレッチマン、シャーロット・ランプリング
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