4/16/2004

スクール・オブ・ロック

 バンドを首になった魂のロッカー デューイが金に困り、居候している元パンクバンド仲間の友人の名をかたって名門の私立小学校の先生になりすまし、生徒たちと共にバンドコンテスト優勝を目指して頑張るという青春コメディ。

 なんかこう…王道路線のキッズ・コメディなのですけれどネタがネタだけにかなり楽しく観られました。子供ちゃんたちも変な先生が来て疑わない方が?という感じもするけれど純粋な心を持ったいいおうちの子たちなんだろうとその辺は目をつぶりましょう。公式サイトに行くと授業で黒板に書き込んでるロックの系譜がちょろっとみられるのですが、これはお勉強になるかも知れません。ただし途中でデューイの写真が割り込んでくるのがジャマ。全編ケタケタ笑ってみられたんですが、中でもウケたのは校長とデューイが「エッジ・オブ・セブンティーン」で盛り上がるシーン。私もスティーヴィーのあの歌は好きだー(というか収録されてる「麗しのベラドンナ」は名盤と断言)。たぶんこの映画のサントラも使われてる曲を聴くかぎりはきっと買って損はないことでしょう。

 ジャック・ブラックは元々自分でもバンドを組んだりしてるらしいですけれどポスターを見る限りまぁAC/DCのアンガス・ヤングちっく。そういえばクラスが教室で捧げているお祈りの文句は同バンドの代表曲「For those about to rock」の歌詞だよね。そんなところがフフフ…と楽しいんですけれど、もちろんロック好きの方でなくともみんなで楽しめる1作です。ラストクレジットのセッションシーンもお見逃しなく。

原題:THE SCHOOL OF ROCK 監督:リチャード・リンクレイター
出演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト


0 件のコメント:

コメントを投稿

(※営利目的、表題に無関係な主義主張・勧誘のコメントは削除します。ご理解ください)

popular posts