3/29/2004

まとめもの 3/10〜29

3/10『映画作家ストローブ=ユイレ あなたの微笑みはどこに隠れたの?』

 ストローブ=ユイレの『シチリア!』編集時のドキュメンタリー。初回リリース時ではなくてフランスの国立スタジオで映画学生たちのために別編集バージョンを作成した時の様子とのことで「我らの時代の映画」というテレビ番組で放映されたようです。
 撮ったのは『ヴァンダの部屋』&「小津はpunkだ」のコメントも記憶に新しいペドロ・コスタ。。みたのはコスタの上映会だったのだけど、同上映会のチラシにこの作品のいち場面、って『シチリア』のいち場面使ってもらってるのはオイオイ…という気がしないでもない。作品のほうはちょっととキリキリしてて怖そうなユイレおばさんに、おタクだけどのほほんしてて、かつさりげなくジェントルマンなストローブおじさんにぐっと親近感が湧きました。絶妙のカップル。でもタバコは減らした方がいいよ。

 

3/12『シェフと素顔と、おいしい時間』

 個人的にはビノシュとジャン・レノを久々にフランス映画でみたんですけど、それなりの雰囲気あるから不思議。空港のシーンをみていたら、なんだかむしょうに旅に出たくなりました。本編はおいといてクレジットで劇中に登場したドレッシングかお料理のレシピがのってたような気がするんですが気のせいかな。日本語の公式ページには何にも触れられてなかったけど。

原題: 監督:
出演:ジュリエット・ビノシュ、ジャン・レノ

 

3/18『タイムライン』

 そこはかとないヘタレというか突っ込みどころがたくさんあって楽しかったです。タイムスリップして出かけた先で襲われた相手を殺して苦悩しちゃってる女性考古学者が次の瞬間に漬け物石で敵を殴ってたり、僕らは現代人だからもっと知恵出していい作戦を考えようとかいってる割りには策なしだったりとか、「おいおい」だらけでとてもエンターテインしてました。お金かかっていそうであんまりかかってなさそうなそこはかとないBの匂いが余計に楽しかったです。

 

3/20『真実の瞬間』

 成り上がりものの闘牛士の生涯を描いた作品。1965年製作で監督は「シシリーの黒い霧」「予告された殺人の記録」のフランチェスコ・ロージです。主人公を演じたのは本物の闘牛士の方なのだそうですけど、闘牛シーンは怖いくらい、というかたぶんホントにやってるんでしょうけれど迫力すぎて…。牛から流れる鮮血が痛すぎるし残酷なんですけれど、美しいと言えばそうなのかも。最初のほうを見逃してしまったので、強烈な闘牛シーンしか印象に残っていないんですけど、ぜひ機会があったらまた見たいです。VTRは出ていないみたい、残念。

 

3/22『冬至』

 昨年のTIFFアジアの風部門でも上映されていた中国の作品。北京に住む核家族夫婦の不倫だったり抱える悩みをドライに描いたちょっと今までの中国映画と違う味わいを感じさせるような映画でした。
(@Dシネマ映画祭)

 

3/24『犬と歩けば〜チロリとタムラ』

 GWに一般公開になるそうですがすごくおおざっぱにいえば「タムラ」と名付けられた捨て犬くんとその拾い主がセラピードックとして訓練を受けて一人前になるまでのお話。巷では「クイール」ワンちゃんの名演ぶりが話題になっていますけど、このタムラくんも負けないくらい芸達者。普段は劇中同様にセラピードックとしてお年寄りや身体の不自由な方々のお手伝いをしているワンちゃんなのだそうですが、完ぺきな役者っぷりを発揮しています。犬好きの方はこちらもぜひご覧になってみては。 


3/29『ぼくんち』
 予想してたのとはちょっくら違ったフシギちゃん映画だったけれどおもしろかった。観月ありさはクジャクのダンスやらせたいがための起用だったのかな。まさに掃きだめの中のツル的存在。掃きだめってのは言い過ぎですけど、どこかのーんびりした異次元ユートピアのような場所でしたね。鳳蘭さんもかっちょよかったし、ガキンチョふたりと真木蔵人もいい味だしてました。しかしありさちゃんもら鳳さんもいい脚してますな。キャバクラ場面で西原りえぞーさんが登場してたのはビックリでした。

監督:坂本順治  ('00)
出演:観月ありさ、鳳蘭、真木蔵人

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