8/12/2024

デューン/砂の惑星(1984)

リンチ版4Kリマスター版を観てきた。
やっぱりヴィルヌーヴ版鑑賞後に再見したときと
感想は変わらないのだけれど進行猛スピードで端折ってる感。
原作でも後半の戦の展開は意外と早いと思ったけど語りで進むスピード感マシマシ。
少し前に記事になっていた未公開シーンを収録した版ではないけれど
でもビジュアルはそれなりに頑張っているし、世界観も遜色はないし
これはこれでありだと思う。いまだから言えるのかもしれないけども。

ヴィルヌーヴが撮るらしいこのあとのエピソード
「砂漠の救世主」編もなによりの楽しみだね。
(→その後続編については製作には関わりたいが自身の監督はないだろうと発表あり。
 PART1,2で原作の相当分は完結してるし、続編は10年以上もたった後の物語だし
 とのこと。まあその通りではあるんだけどちょっと残念。)

2024.8.9鑑賞 @109シネマズプレミアム新宿



  ヴィルヌーヴのPART2も観てきたけれど早くもリピートするぞー!と思ったところで、そういえばリンチ版を録画してあったっけと思い出し、改めて観てみた。
 公開当時はリンチの映画だからというよりも、Stingが出てるしサントラをTOTOが手掛けていたことからこれは観るべし!と気合を入れて出かけたのであった。たしか吉祥寺の映画館。だけど「なんかついていけなかったかも、原作読まなきゃ」と敗北感を味わって帰ってきてから早ウン十年。今回ヴィルヌーヴ版2作を観てからの再見でようやくお話がつながってスッキリ開通した感じ。原作はもちろん同じであるから登場人物もストーリーは一緒なのだけれど、ストーリーがポールの語りで進んでいくのはさすがに端折り感は否めず、初公開時についていけなくても無理はなかったんだなあとミョーに納得。ヴィルヌーヴ版の1と2をリンチ版は1本にしてあるのでそりゃ時間足りないよなあと思ったり(PART2ですら分割してもっと長くても良い?と思ったし)。なので改めて観てみると、お話が猛スピードで進んでいくだけで、昔浴びた酷評ほどリンチ版だって悪くはないような、とやっぱり思う。技術は流石に時代を感じるけど、「風船デブ」こと宙飛ぶハルコンネン男爵やギルドの使者の強烈なシュールさやら今回も踏襲されている(?)それぞれ衣装の造形などビジュアルだって悪くないし、キャストだって地味に豪華などなど。比べてみると楽しめると思う。

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原題:DUNE 監督:デヴィッド・リンチ 1984年製作
出演:カイル・マクラクラン、ショーン・ヤング、フランチェスカ・アニス、ユルゲン・プロホノウ、ディーン・ストックウェル、パトリック・スチュワート、マックス・フォン・シドー、ケネス・マクミラン、スティング

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