3/10/2024

デューン/砂の惑星(1984)


  ヴィルヌーヴのPART2も観てきたけれど早くもリピートするぞー!と思ったところで、そういえばリンチ版を録画してあったっけと思い出し、改めて観てみた。
 公開当時はリンチの映画だからというよりも、Stingが出てるしサントラをTOTOが手掛けていたことからこれは観るべし!と気合を入れて出かけたのであった。たしか吉祥寺の映画館。だけど「なんかついていけなかったかも、原作読まなきゃ」と敗北感を味わって帰ってきてから早ウン十年。今回ヴィルヌーヴ版2作を観てからの再見でようやくお話がつながってスッキリ開通した感じ。原作はもちろん同じであるから登場人物もストーリーは一緒なのだけれど、ストーリーがポールの語りで進んでいくのはさすがに端折り感は否めず、初公開時についていけなくても無理はなかったんだなあとミョーに納得。ヴィルヌーヴ版の1と2をリンチ版は1本にしてあるのでそりゃ時間足りないよなあと思ったり(PART2ですら分割してもっと長くても良い?と思ったし)。なので改めて観てみると、お話が猛スピードで進んでいくだけで、昔浴びた酷評ほどリンチ版だって悪くはないような。技術は流石に時代を感じるけど、「風船デブ」こと宙飛ぶハルコネン男爵の強烈なシュールさやら今回も踏襲されている(?)それぞれ衣装の造形などビジュアルだって悪くないし、キャストだって地味に豪華などなど。比べてみると楽しめると思う。

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原題:DUNE 監督:デヴィッド・リンチ 1984年製作
出演:カイル・マクラクラン、ショーン・ヤング、フランチェスカ・アニス、ユルゲン・プロホノウ、ディーン・ストックウェル、パトリック・スチュワート、マックス・フォン・シドー、ケネス・マクミラン、スティング

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