4/15/2023

ドゥービー・ブラザーズ

 前年はジェフ・バクスターをビルボードで観たけれど、ならば本家の50周年記念ツアー、ましてトム・ジョンストン、パット・シモンズにマイケル・マクドナルドの揃い踏みときいたなら行かない手はない!と春の雨がそぼ降る盛岡へ帰省がてらでかけた。
 近年ジェフ・ベックやサンタナ、チケット買っていたけど当日行けなかったTOTOなど盛岡には比較的ギターヒーローがやってきていた印象なので(KISSも来てたね)、今回のドゥービーってちょっとそれとは毛色が違うような気もしていたのだけれど、なんとこれまで足を運んだ盛岡でのライブ中、もっとも年齢層お高めの男性観客がとても多かったのにびっくり。年齢だけなら自分も他所様のことは言えないのだけれど、見事にかつてはロックな野郎であったと思しきおじさまたちがずら〜り。定刻になってローディーさんがまだキーボードの調整してるのかしら?と思ったらそれがマイケルでうわ!っとこれまたびっくり。前回、初めて彼を生で見たのはボズ・スキャッグスにジョー・ウォルシュというメンツのジョイントライブだったけど(83年)、それなりに年月流れた分恰幅もよろしくなったなあと…これもまた人様のことは言えませんけれどもね。とはいえ1曲めのNobodyから1階を埋めた客席はアップテンポもスローバラード系もみんな総立ち。初っ端から「えっもう立つの?!」と慌てふためいたワタクシメは誰よりも不精だったかも。

 セットリストはこれまで行われてきた50周年ツアーからほぼ変更はなかったようだけど(盛岡では聞けたけどマイケルのYou Belong to Meが演奏されなかった日もあったとか)、幅広い活動時期のなかから誰もが一度は耳にしたことがありそうな、まさにCMどおりの「すべてがヒット曲」と言ってよさそうな選曲。トムも、マイケルもパットもジャパンツアー初日からしてよく声が出てた! 正直いうと一番新しいアルバムは聴いていなかったのだけれど、往年のナンバーを彷彿とさせるような雰囲気のメロディーにコーラスがとても耳に馴染んでよろしい。そして後半〜アンコール前の数曲からは、まさに怒涛のtheヒット、盛り上がりナンバーの連発!
Jesus Is Just Alright→What a Fool Believes→Long Train Runnin’ →China Grove
アンコールで Black Water→Takin’ It to the Streets→Listen to the Musicって「これ以上なにを望めと?」という感じ。ずーっと立ってたお客さんもこれが最後まで途切れず、Listen〜なんて県民会館中が、いや全モリオカが歌った!という大コーラスに自分まで感激。
ツアーの初日からこんな盛り上がりなんてきっとメンバーも最高の気分だったろうなー。そしてもちろん観客のこちらも大大大大…∞満足なライブでした。楽しかった!


2023/04/15 @岩手県民会館
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