予告を目にしたときから、というかティーザーが初めて公開になってからずっと楽しみにしてきた作品だったけれど、オープニングクレジットの下に小さく PART ONEと出たのを観たときには思わず「おおー」の声が漏れてしまった。隣の席の人もそうだった(笑)。
本作では家を滅ぼされたポールとジェシカが惑星アラキスの砂漠でフレメンと合流し彼らのアジトへ向かうというところまで描かれて前回のデヴィッド・リンチ版を大まかに2分割してある。映像は圧倒的で期待を裏切らないものすごいものを観た!と初見の劇場鑑賞で大感激。のちにリンチ版を見直してからもう一度見ると、ようやくつながったところも多数あった(原作は未だに未読)。デザインの造形は原作で指定してあるらしいので踏襲されている部分もたくさんあるけれど製作側のテクノロジーが追いついた分だけ圧倒的な映像になったと思う。
あくまでも個人的な感覚として褒め過ぎかもしれないけど、キューブリックには間に合わなかったけどヴィルヌーヴがいる時代で良かった、まで言ってしまいたい衝動を覚えたり。「灼熱の魂」や「メッセージ」に「ブレードランナー2049」と彼の作品世界やストーリーテリングは好みなので贔屓目も贔屓なのは十分承知なので悪しからず。
キャストもPART2まで続く人々、ここで退出してしまう人々すべてキャラクターにマッチしていたと思う。リンチ版もよかったけどね(←というか当時からみんながいうほどひどくはないんじゃ…と思っていたのだけども)。
原題:Dune (PART ONE) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 2021年製作
出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、チャン・チェン、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド
@109シネマズ二子玉川、グランドシネマサンシャイン池袋
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