被害者の皮膚の一部を剥ぎ取られるという連続殺人事件を担当することになった新米のマークとベテランのミンクスという二人の捜査官。反目しあう二人が調査を進めるうちに、被害者はすべてとある刺青師の芸術的「作品」が施された者ばかりであることに気がつく。捜査線上に浮かんだのはかつてその刺青師の恋人だったという美しい画商の女ととあるコレクターの男。犯人をあと一歩まで追いつめたかのように見えた時、二人の身にも危機が迫っていた。
>シャープで洗練された映像感覚、全編を貫く上品な官能性、いまにも破裂しそうな
>すさまじい緊張感は、ハリウッドの<連続殺人鬼映画>に勝るとも劣らない。
>
とはドイツ映画祭上映時のコピーではありますけれど、うーんどうなんでしょう? ちょっと展開と後味の重~いところは『セブン』とかその辺の猟奇シリアルキラー路線作品を狙っているのはあきらかなのだけど、なんだか上品というよりもあか抜けない感じがしたのでありました。お話しが変とか納得できん!ってわけじゃないんだけど、だって解決しないんだもんよ。まさか、続編はできないよねぇ?
とはいえ今時のやるきなしお青年警察官をケダるく演じ、しまいにやもんもん兄さんになってしまうアウグスト・ディールが美しいのでそれだけで◎。
原題:Tattoo 監督:ロベルト・シュヴェントゥケ 2001年製作
出演:アウグスト・ディール、クリスチャン・レドル、ナデシュダ・ブレニッケ
@ドイツ映画祭2005
0 件のコメント:
コメントを投稿
(※営利目的、表題に無関係な主義主張・勧誘のコメントは削除します。ご理解ください)