もうすぐ発表になる今年のオスカー・ノミニー。と、ちょっと待った。もう間もなく数時間後には毎度楽しみにしている ゴールデン・ラズベリー賞のノミニーが発表されるではないですか! というわけでよりにもよって今年の記念すべき非公式第1作目2作目鑑賞作品となった去年ラジーに旋風を巻き起こした2本について今頃になってコメントしとこうと思います。
まず当時結婚まで秒読み(じゃなくて破局間近?)といわれてたベンベンとJ-Lo共演の『ジーリ』。ベン扮するロスのチンピラ兄ちゃんジーリがボスの命令で児童施設に預けられている警察署長の弟を誘拐してくるんだけれど、実はジーリの能力をあんまりかっていないボスはこっそりとジェニファー・ロペス扮するおねぇちゃんを雇って二人に人質の面倒をみさせるというお話。
正直いってこれよりどうしようもない駄作というのはいくらでもあると思いますね。お間抜けづらしたベンベンがどーしようもなくバカっぽく見える場面があったり、ナイスバディのジェニファーがクールなレズビアンという設定だったりなんだかなぁというのはありますよ。だけどきちんと芝居見せるところでは見せてるし、二人とも決して基本的にダイコンな人たちではないでしょ、もともと。とにかく私生活が華々しくゴシップ報道されてる二人の共演作ということだけで色モノ扱いは必須だし、またその辺を意識してるのかどうかは知らないけど、ところどころまぶしてある不必要にアホな演出がよくない。まぁその辺了承してる当人たちの気が知れないというのはありますが。誘拐される知的障害を持っている少年というか青年くんがうまかった分、二人のアホ演出パートとのバランスが非常に悪いのが目立ちました。とはいえもっと究極ダサダサの作品かと思ったのにこんなはずじゃなかった、悔しいからラズベリーくれてやる!的総ナメ受賞だったようにも思います。普通にあんまおもしろいともなんともいえない映画です。1シーンの登場で共にノミネートされたアル・パチーノとクリストファー・ウォーケンは別によかったと思うけど、こんな二人の映画に出る神経を疑うっていう意味のノミネートなんでしょうね、きっと。
で次に『ハットしてキャット』。ドクター・スースーの童話が元になってるお話ですけれどひっでー映画というよりもキテレツすぎてついていけない類のラズベリーでしょうね。色づかいやらセットのデザインやらすごくかわいいし、個人的には結構おもしろかったです。だってわたしは「グリンチ」も好きだったもの。だけど男の子役はかわいくない(女の子のほうはダコタ・ファニングちゃん)&マイク・マイヤーズのネコ仮装がこわいです。あとアレック・ボールドウィンの腹がすごい、ホントに。
というわけで両作品とも見所たっぷりと思いますので、食わず嫌いはよしてぜひともレンタル半額デーの折りにでもご覧になってみてはいかがでしょう。
さて今年はどんな作品がノミネートされているか。大いに期待してみましょう。個人的には『ビックバウンス』のチャーリー・シーンあたりに期待。
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