12/28/2004

ターミナル

 父のかなわなかった願いを果たそうと東欧のクラコジアなる国からニューヨークに到着した男が祖国の内戦/革命騒動で書類上では国籍を持たない漂流民となり空港で9か月も足止めを食らう物語。

 いくら保安上の規制があるとはいえこんな話あり得ないでしょとか、なんで税関なのにロシア語話せる人間が誰もいないのさとか軽く突っ込み入れながらも、コミカルな場面ではしっかり笑っちゃいました。しかし何日も何ヶ月も空港で暮らすっていうのはないかもしれないけど、よその国にやってきたら突然自国で内乱が始まって戻るに戻れない状況に陥ってしまう人々はきっとたくさんいるわけで、その辺は見ていてちょっと心が痛かった。ポスターで使われてるトムのあの表情が切なかったです。

 スピルバーグの空港ものでトムが出ていてとくれば前作の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」もありましたが、個人的には向こうの方が好みだったかな。でも人と人のつながりを描いた心温まるごく安パイのドラマで楽しくみられました。


原題:THE TERMINAL 監督:スティーヴン・スピルバーグ 2004年製作

出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼダ=ジョーンズ


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