6/13/2004

ビッグ・バウンス

 アメリカ本土からハワイにやってきてサギやらコソ泥を働いては小銭を稼いでいたサーファーのジャックは ふとしたことがきっかけで地元の裏社会のボス、ワルターが経営するペンションの手伝いをするようになる。そんな彼がビーチで一目惚れしたのがワルターとは敵対関係にあるレイの愛人ナンシー。人目を避けて二人はデートするようになるが、やがてジャックはナンシーにレイの自宅金庫に隠してある大金を盗み出す計画を持ちかけられる。そこには甘いワナが潜んでいた…。

 O・ウィルソン、M・フリーマン、G・シニーズ(←ほとんどゲスト出演に等しい…)共演のハワイを舞台にした美女がらみの化かし化かされ合いcon movie。話の舞台はハワイに変わっているけれど、69年にライアン・オニールと当時の嫁リー・テイラー・キングが共演した邦題「悪女のたわむれ」のリメイクなんだそうです。

 ハワイの風景はきれい、でてくるねーちゃんもそれなりにきれいというかスタイルいい。でも早い話がみどころそれだけかも。そろえたキャストの割りにはしょぼいというかぬるーい感否めず。別にお話に目新しい展開があるわけでもなく限りなく予測可能であるし、最後までたどり着く間のエピソードが冗長。特にオーウェン同様ボスの愛人に横恋慕してるチャーリー・シーンとねーちゃんの何のしゃれっ気もないダラダラした「やらせろ/ちょっと待って」というお間抜けなやりとりには早くおわらんかい…と大あくび。久々に観たチャリ坊のトホホ具合が悲哀を誘いました。なんだかな…とその後IMDBなど調べたら巷の評判では早くも来年のラズベリー候補ナンバー1なのだとか。納得の1本。

原題:THE BIG BOUNCE 監督:ジョージ・アーミテイジ 2004年製作

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