ごめんなさい、途中で寝ちゃいました。体調不良だったとはいえ爆睡レベル。そんな状態で書くべきじゃないとは思いつつ、とりあえず近所の名画座に来るまでに一筆。きちんと見た暁には反省します。
えと、まずわたしの好きなタランティーノ作品のツボは炸裂する話術、「?」の入る隙間を許さないたたみかけるうんちく話だったりするのですが「レザボアドッグス」の彼自身が演じていたMr.ブラウン?がマドンナの「ライク・ア・バージン」を語る件って(冒頭でしたっけ)とか、「パルプ・フィクション」でのS・ジャクソンとかくどくど言われるのが好きというか、その辺でおもしろい監督だなぁと意識したもの。キル・ビル2作を1本扱いすれば前作「ジャッキー・ブラウン」の時はその辺ちょっと控えめかなと感じた憶えがあるんですが、粋なセンスを感じたですよ。で「vol.1」の時はセンス以前に彼の「ニホン・カルチャー・スキ!」がデフォルメされててそれなりにかわいいというか伝わってくるものもあったし、正直笑いもあったんですが…。
前回のvol.1同様、愛とオマージュてんこ盛りのvol.2。たしかにLove Storyなのかもしれないけども取り立ててブライドとビルの間に印象的なそれがあったかといえば…普通なような気もするし、失ったとばかり思っていた娘との再会にしても…やっぱ普通のような気がするしいつものタランティーノ作品に見られるような気の利いたセリフはどこへという感じ。あの…それがわたしが寝ていた箇所に出てきて見ていないだけかもしれないんで、2度目のチャレンジの時に期待したいと思います。
まぁそれはおいといて「ロスト・イン・トランスレーション」の時にも思ったんですけれど感覚派の監督が思いつく子を持つ親のセリフというのがなんとなく浮いて聞こえるんですよね。こなれてないというか。これ偏見ならばすみません、ってわたしも子持ちじゃないし「じゃ、どーいうのがいいんだヨ」って言われても困るけども。なんとなく違和感を感じてしまうというだけです。
すっかり膨張したM・マドセンも、D・ハンナも、D・キャラダインもかっこいいですよ。でもこれは前回も少々思ってたんだけどどうしてもウマが刀を持って動き出すと… すみません。っていうかそれは殺陣が悪いんじゃないかと思うんだけど、なんかかっこわるくないですか? 個人的な好みですが一枚の画として見た時には気にならないけど動きはタイプではないです。
また今回登場したカンフーマスターも印象的なキャラとは思うけど?という感じだし、伝授された最後の秘こう技も「うわ、ケンシロウ?」というより「ヒ・デ・ブ」の実写版か〜とドギマギしていたんですがアララ…という感じ。
というわけで、朦朧状態で観ていたのでもう1度体調のいい時に再チャレンジします。これで意見がガラリと変わったらすごい時間寝ていたに違いありません。ごめんなさい…。
教訓:映画を観る前に風邪薬を飲むのは止めましょう。(@渋谷東急)
原題:KILL BILL:VOL.2 監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ウマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ、マイケル・マドセン
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