原作はプルーストの「失われたときを求めて」の一篇とのこと。年老いた祖母と住むアパルトマンに愛する人を招き入れた青年が脅迫概念ではないけどよくない方よくない方へと思いを巡らせ不幸をもたらす物語。彼女にのめり込むのは勝手だけどそれに飽き足らずあれこれ勝手な不安を募らせ苦悩しまくった挙げ句自滅するという、個人的にはフランス男のもっともグズいとこを全部もちあわせたような美形の主人公。どんなにいい男だろうが金持ちだろうがこーいう男はイヤざんす、と身も蓋もないことを観てる間ずーっと考えていたせいか評価の高い作品のようだけど乗り切れず。
原題:La Captive 2000年製作
監督・脚本:シャンタル・アケルマン 撮影:サビーヌ・ランスラン
出演: スタニスラス・メラール、シルヴィ・テスチュー、オリヴィエ・ボナミ
シャンタル・アケルマン映画祭
@ヒューマントラストシネマ渋谷
オフシアターでは何度か上映されてきたシャンタル・アケルマン監督の待望のロードショー劇場での特集上映。本当はもうちょっと観たかったけれど時間的に難しく2本のみ鑑賞。あとで下高でもやってくれないかな…
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