ただ誰かと話したくて自分を呼び出した友人と会っている最中、彼女の言葉ではなく外野の会話に意識が飛んでしまうカナ。安定した関係の恋人や仕事がなんとなくマンネリに感じてるところに、新しいカレとの新しい生活をスタートさせこれまでとは違う世界に踏み出すキラキラしたハッピーな笑顔で終わるメインタイトル前。その先に待っていたのは思いもよらない混乱だった。
思うようにいかない今カレとの関係からアグレッシブ化したり、幸せなはずなのに満たされない感情。少しずつ変だなおかしいなという気持ちがむくむく起きてるのは自分でもわかってる。だから自分が本当はどういう状態なのか、どうしたらいいのか確かなものがほしくて、クリニックの医師にふと素で頼ってみてもいいかと尋ねてみるも「プライベートでは会えないの」と線引かれて、カナは最初の自分の友人と同じような状況になる。ぽつねん、というか実にドライに映るシチュエーションは、まさに砂漠に取り残されたようだったりするのだろうか。
思うようにいかない今カレとの関係からアグレッシブ化したり、幸せなはずなのに満たされない感情。少しずつ変だなおかしいなという気持ちがむくむく起きてるのは自分でもわかってる。だから自分が本当はどういう状態なのか、どうしたらいいのか確かなものがほしくて、クリニックの医師にふと素で頼ってみてもいいかと尋ねてみるも「プライベートでは会えないの」と線引かれて、カナは最初の自分の友人と同じような状況になる。ぽつねん、というか実にドライに映るシチュエーションは、まさに砂漠に取り残されたようだったりするのだろうか。
束の間の安息の瞬間、元カレの手作りハンバーグをそれとは知らず黙々と口に運ぶ今カレの前でかかってくる、離れて暮らす異国の家族からの電話。カレに言葉の意味を尋ねられ答えか状況か、ただ「わからない」と繰り返すカナちゃんが切ない。
あのナミビアの水場に集まる動物たちのライブカメラは、自分も一時期よく見ていた。動物が集まるでもなく乾いた風が吹いている渇いた風景しか映っていなくても、画面を覗き込んでる間は無になれるというか延々みてしまえるのだ。でもあの水飲み場が実は撮影のため人為的に作られていたという話を後でどこかで読んだときにはちょっとがっかりしたのだよな。
「愛なのに」が好印象でかわいい子だなあと思っていたら、いつの間にかテレビに映画に引っ張りだこになっていたまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの河合優実もよいけれど、短い登場時間だったけど唐田えりかがしみじみよかった。
英語タイトル:Desert of Namibia 監督:山中瑶子 2024年製作
出演:河合優実、金子大地、寛一郎、中島歩、渡辺真起子、唐田えりか
出演:河合優実、金子大地、寛一郎、中島歩、渡辺真起子、唐田えりか
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