数え切れないほどの再見
いろんなことを読んだり見聞きしてきて、最初に観たころと同じ感覚で観るのはなかなか難しいけれど、それでも古き良き素直なアメリカンドリームを語れた時代って「いいな」と憧れを持って思うし、観るたびに最後のメインテーマでは感激する。たとえ史実ではグレニス亡き後に若い後妻をもらって彼が亡くなったあとグレニスの子どもたちとその女性が遺産争いしているみたいなゴシップを読んでも、この映画に描かれるチャックは誰よりもかっこいいと思うし、マーキュリー計画のしんがりを務めたゴードン･クーパーのピッカピカの笑顔と自信、テキサスの親睦ショーの舞台を見つめながら視線を交わす７人の宇宙飛行士たちのシーンはいつみても好きな場面だ。
原題：The Right Stuff 監督：フィリップ･カウフマン 1983年製作
出演：サム･シェパード、エド･ハリス、デニス･クエイド、フレッド･ウォード、スコット･グレン
＠TOHOシネマズ新宿
午前10時の映画祭
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